①大都市圏は当然。おすすめはワンルーム。
家賃保証システムがあっても、入居者候補が多く集まる大都市圏をまず候補としましょう。特に大都市圏でもさらに都市部を選ぶことをおすすめします。特に東京都心は人口の減少が始まったわが国でも人口増加が見込める地域であり、人の流動性が高く、入居者が退室してもすぐに次の入居者が見つかります。(家賃保証価格が改正されにくい。)これはこのところ強まっているオフィスや大学の都心回帰の傾向とワンルームを好む都市型の若者が多く集まることなどが理由です。またワンルームマンションはファミリータイプに比べて利回りが良い傾向にあることや面積が小さいためリフォーム費用が安くなることもオーナーさんにとっては都市部のワンルームマンションが経営しやすい理由です。
②駅から10分以内。
都市部においてはやはり駅の近くの物件が人気があります。駅の近くは利便性が高いだけでなく、資産価値が下がりにくいことも理由のひとつです。また周辺のマンションとの比較も大事です。周辺に似たようなマンションがないのが良いのですが、駅の近くだとそうはいきません。よって自分が興味を示した物件が他の物件と競合することになるので、外観、設備、内装、広さ、賃料など勝っているものが多いほうが人気物件となります。このことも考慮に入れて、現地調査のときに比較しましょう。
③高利回り、高収支には注意。
投資物件はどうしても“利回り、収支”に目がいきます。同じ条件の物件であれば利回り、収支の高いほうが有利です。しかし数字上の利回り、収支の高さにはそれなりの理由があることも考慮しなければなりません。例えば、借地に建てられた物件であったり、修繕積立金が不足していたり、管理状態が良くなかったり、建築法が改められる以前の昭和50年代前半に竣工されたものであったり、高めに賃料設定したりと、高い利回り、収支にはそれなりの理由があるものなのです。また全般的に利回り、収支が高い地域で、数字につられて他の物件より高い価格で買ってしまうような失敗例もあります。逆にそれなりの理由が見つからないのに利回り、収支が良い物件がお買い得な物件となります。ただし大都市圏の都市部でのこうした特選物件は購入競合が多くスピードが勝負。素早い判断が必要です。