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 2018年5月、東武鉄道が東武東上線和光市駅南口で東武グループ初となる駅直結の商業施設とホテルが一体となった駅ビルを発表した。 和光市駅は東武東上線では池袋駅の47万人余に次ぐ、17万人の乗降客数(2016年度一日平均)を誇る駅で、池袋まで急行利用なら最短12分。東京メトロ有楽町線・副都心線の始発駅でもある。 また、外環自動車道のインターチェンジ2カ所もあり、交通の利便性は非常に高いまちなのである。  2017年には不動産ポータルスーモが行った「これから人気が出そうな郊外の街ランキング」で2位にもなっている。全国区レベルまでは知られていないが、知る人ぞ知る、これから来るまち有望候補なのだ。 ただ、残念ながら駅前も含めて商業施設は少なく、特に駅北口にはかなり寂れた印象がある。  しかし、今回の駅ビル誕生で駅の印象、利便性は大きく変わるはずだ。 完成予定は2020年春。建物は地上7階建てで、1~3階は商業施設となり、食料品、ファッション、雑貨など日常の買い物に便利な店舗を誘致する予定。店舗数は40店舗ほどになるという。合わせて駅構内でも既存店舗の増床、駅施設の見直しによる新規店舗の建設などのリニューアルも計画しているという。 その上、4~7階は(仮称)和光市南口駅ビル東武ホテルが入る予定で、客室は158室。1階にエントランス、4階にロビー、ラウンジを設ける。  住みたいという人は多いのに物件がないのが悩みという和光市である。こうした計画で住宅の供給、商業施設の増加などが進んでいけば、今以上に人気を集めるまちになることは想像に難くない。  和光市駅周辺の変化に今後、注目していきたい!