「老後2,000万円問題」で、将来に不安を覚えている人は少なくないでしょう。
なぜなら、お金を貯めることはできても、「増やす」ことに関する知識を持っていないからです。
しかし、今からでもお金に関する知識を身につけ資産形成を行うことで、2,000万円またはそれ以上の資産形成を実現することが可能です。
前回のブログ(2021年3月29日「2,000万円またはそれ以上の資産を形成するには ~ 資産形成の基礎知識 ~」)では、資産形成の基礎知識についてご説明しました。
今回は、「なぜ不動産投資がミドルリスクミドルリターンな資産形成と言われているのか」&「不動産投資におけるリスク対策」についてご紹介します。
■ なぜ不動産投資がミドルリスクミドルリターンな投資なのか
不動産投資のリターンについて考えてみると、不動産投資の利益とは家賃収入です。
家賃は価格硬直性があり、一定の需要を満たしている不動産であれば、家賃が永遠に発生しなくなるという可能性は低いです。
また、入居者が1度決まれば、一般的に即退去とはならないので、今日明日がどうなるか分からないということは稀です。
次にリスクについて考えてみると、元本は完全には保証されていませんが、完全に0になることは考えにくいです。
不動産投資の元本とは購入した不動産(マンションや一戸建て)のことです。
これらは景気などの動向によって値下がりすることは考えられますが、賃料と同様に価格硬直性が高く、急激な値下がりや突然価値が0円になるということは考えにくい性質があります。
よって、完全に保証はされていないものの、ある程度の保証はされているということになり、ミドルリスクミドルリターンな投資であるといえます。
■ 不動産投資におけるリスク対策
不動産投資はミドルリスクといっても、リスクがあることには違いありません。
不動産投資のリスクの中でも、代表的なリスクとその対策について紹介します。
■ 物件の滅失・毀損
□ リスク
地震や台風による建物の倒壊・毀損のリスクは避けることができません。
また、火災や水害などもすべての物件において起こりうるリスクです。
これらの災害に襲われると、多くの建物で何らかの損傷を負うことになり、数万~数千万という損害が発生します。
□ 対策
これらに対する対策として「保険」を使うという方法があります。
保険に入ることで、多少のコストはかかりますが、もしもの時に発生する負担に比べれば、小さな負担といえます。
■ 空室、賃料の下落
□ リスク
日本は人口が減り続けています。
人口が減れば空室が目立つようになってくるとともに賃料も需要減によって下落します。
これだけをみると不動産投資の未来は暗いように感じるかもしれませんが、各市町村では、コンパクトシティ構想などで人口を集中させる動きをしており、需要のあるところとないところがはっきりする時代になりつつあります。
□ 対策
需要のあるところでは、すでに人口増に転じている地域もあります。
このような需要のあるところかどうかをしっかり見極め、焦らずじっくりと物件を探すことがリスク回避に繋がります。
■ 入居者のリスク(滞納者や反社会的勢力)
□ リスク
入居者には様々な人がいます。仕事をもち、きちんと家賃を払ってくれる人もいますが、そのような人ばかりではありません。
中には、毎月の支払いが遅れたり、そもそも家賃を払わないような人もいます。
また、反社会的勢力関係者などを入居させてしまった場合、オーナー側に罰則が適応
される可能性があります。
□ 対策
このようなリスクを減らすには、プロである不動産会社に任せるのが1番です。
不動産会社には、不動産管理をするうえでさまざまなトラブルに関するノウハウが蓄積されています。法律に関する勉強も怠っていないため、そのようなトラブルへの対応方法も熟知しています。
ただし、不動産会社に管理を委託したときには、不動産管理費用が発生し、 一般的には、賃料の5%となっています。
不動産投資は、他の投資に比べて利回りが高いことが特徴です。
株式投資や投資信託は利回りが5%前後になりますが、不動産投資では利回りが10%前後になります。ほかの投資に比べても高いパフォーマンスで運用できるため、より大きな収益を目指すことができます。
正しい知識を身に着け、起こりうるリスクへの対策をしていれば、2,000万円またはそれ以上の資産を形成することもそう難しいことではないのかもしれません。
弊社はさまざまなワンルームマンションを取り揃えており、不動産投資のプロです。
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