昨今「人生100年時代」と言われる中で、老後のお金や日本経済の先行きに不安をもつ20代も多いことでしょう。先のみえない将来に備えて、近年では不動産投資を始める20代が増加傾向にあります。不動産投資には年齢制限がありません。始めるタイミングが早いほどメリットは多くなるので、年末年始の休暇を使って、将来のマネープランについて考えてみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、20代で不動産を始めるメリットについてご紹介いたします。
■老後に向けて投資活動できる時間が長い=リターンを長く受け取ることができる
将来に備えた投資のためのローンが、老後の負担となってしまっては意味がありません。余裕を持った投資活動をしたいなら、融資の返済は20代のうちから始めると安心です。若いうちから投資物件を保有し始めれば、家賃収入を得られる期間が長くなります。また、働き盛りの間に完済してしまえば、将来に向けての資産を確保しつつ、老後は働かずに家賃収入を得ることができます。
■若いうちから投資を始めるほど収益アップのチャンスが多い
投資物件は、経年劣化が進み、保有しているだけでは価値が落ちて収益が下がってしまいますが、20代からの長期保有なら対策が取れます。繰り上げ返済、リフォーム、投資物件の追加購入など、月次収益を上げるための対策です。毎月の収益を上げて再投資に使える資金を増やせれば、加速を付けて収益を上げるチャンスも多くなります。
■生命保険の代わりになる
投資用マンションローンは、団体信用生命保険の適用商品となっています。団体信用生命保険とは、債務者が死亡や病気などで返済できなくなった際に保険金で残債が完済できる保険です。債務者が亡くなったときにはローンのない不動産として家族に遺すことができます。また、不動産投資は将来に備えた生命保険や死亡保険、私的年金の代わりとしても有効です。生命保険を見直せば、保険料の削減もできます。
■リスク分散ができる
現在の収入を預金しておくだけではなく、不動産投資にも回しておけばリスク分散になります。会社の給与だけに頼らず、副業として不動産投資も行っておけば、いざというときの収入源になります。
■若い方が融資を受けやすい場合がある
高い収益を狙える優良物件を手に入れ、資金効率を上げるためには、融資を受ける方法が有効です。融資の審査では、長期で組めて完済時の年齢が若くなる20代が有利とされています。
■賃貸経営の経験は早めに積むと良い
すでに所有している不動産の賃貸経営がうまくいっていると、融資の審査が通りやすくなります。最初の投資は早くから始めておいたほうが、その後の投資活動がスムーズになります。不動産投資を20代でスタートし、経験を積んでおくことによるメリットもあります。
不動産投資をして失敗すると、失敗の穴を埋めるまでに挽回することは簡単ではありません。しかし、若ければその後にやり直しをするチャンスも時間も十分にあります。
お金を銀行に預けていても、今の金利では預貯金はほぼ増えません。
最低限自由に引き出せる現金はもちろん必要ですが、余力のある預金については、将来への投資として不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか。