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首都圏で中古マンションの価格が一段と上昇している。8月は12ヶ月連続で値上がりし、約5年ぶりに前年同月比の上げ幅が1割を超えた。東京都の伸びが全体をけん引している。近畿圏でも都心部の上昇が目立つ。投資物件向けや相続税対策などの需要が堅調だ。一方で郊外の値動きは鈍く、首都圏の中で二極化が鮮明になっている。 不動産調査会社の東京カンテイによると、8月の首都圏の中古マンション平均価格は3115万円だった。前月比で1.5%、前年同月比で10.7%高い。前年同月比での上昇率が1割を超えるのは2010年7月以来、5年1か月ぶりだ。前年同月比で1割以上上昇すると「値上がりが加速している」目安になるとされている。  首都圏全体の物件数の半分弱を占める東京都の値上がりが目立つ。8月は前月比14.6%高い4351万円だった。中でも東京23区は前年同月比で16.1%上がった。需要は底堅い。東日本不動産流通機構の調べでは、8月の東京都の中古マンション成約件数は前年同月比で18.1%増えた。「都心部は投資や相続税対策など購入者が居住する以外にも幅広い需要がある」(三井不動産リアルティ)一方、首都圏でも郊外では小幅な上昇にとどまる。神奈川県は前年同月比4.6%、埼玉県は同2.7%値上がりした。千葉県では同2.6%下がった。立地選別の姿勢が強まっており「特に都心部への通勤に1時間以上を要する地域への関心は低い」(野村不動産アーバンネット)という。 近畿圏でも首都圏と同様に二極化の傾向がみられる。8月の近畿圏の中古マンション価格は前月比0.4%、前年同月比4.7%の値上がりとなった。(日本経済新聞引用) 首都圏・近畿圏の都心部で中古マンションを検討してはいかがだろうか?