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『不動産投資で築年数は重要なの?』
と、2022年12月12日のブログでは不動産投資において築年数が重要な理由をご紹介しました。

今回は、「不動産投資の築年数による資産価値への影響」と、「築年数別でみる中古マンション投資の特徴」についてご紹介いたします。

≪不動産投資の築年数による資産価値への影響≫

中古物件の建物部分は、土地と違い、経年による劣化を避けられないため、自ずと資産価値は低下していきます。

国土交通省の調査によると、中古マンションの市場価値は築10年で70~80%程度、築20年で50~60%程度まで低下するとされています。
(参考:『国土交通省 中古住宅流通、リフォーム市場の現状』)

このように、築年数の経過による資産価値への影響は大きいため築年数を軽視することはできません。

≪築年数別でみる中古マンション投資の特徴≫

中古マンション投資は、だいたいの築年数によって特徴が異なります。
ここでは、築年数別の中古マンション投資の特徴を紹介します。

〇築年数10年未満の場合
築年数10年未満の中古マンションのメリットは、新築時よりも安価で購入できる点や設備の状態が比較的良好な点、すぐに大規模な修繕が必要ない点などが挙げられます。
また、10年未満の物件であれば残存耐用年数が長いこともメリットとなるでしょう。

〇築年数11年以上20年未満の場合
築年数11年以上20年未満の中古マンションになると、新築時よりも物件価格がより下がっているでしょう。
立地条件などが良ければ家賃収入も比較的安定しているため、需要が高いエリアの物件を選ぶとさらなるメリットがあります。

しかし、購入後に大規模修繕が必要になる可能性がある点は留意しておきましょう。
積立金で足りない場合は追加で資金が必要になります。

〇築年数20年以上30年未満の場合
築年数20年以上30年未満の中古マンションの場合、物件価格が新築時より大幅に安い上、さらなる値下がりの心配が少ない点がメリットです。
そのため、購入時とほとんど変わらない価格で売却できる可能性があるでしょう。

ただし、老朽化による経年劣化には要注意です。
設備交換やリフォームが必要となる可能性を考え、積立金あるいは追加資金で対応する心構えが必要でしょう。

〇築年数30年以上の場合
築年数30年以上の中古マンションのメリットは、高い利回りが期待できる立地の良い物件でも安く購入しやすいことです。
ただし残存耐用年数が短く、融資期間も短くなる点には注意しましょう。

また、古い物件は現在のニーズに合わない可能性があり、入居者の確保が困難になるかもしれません。
その場合、リノベーションを行うなどの対策が必要でしょう。

≪まとめ≫

このように、中古マンションを検討する際は、築年数によって資産価値にどれくらい影響があるのか、どのようなメリットやデメリットがあるのかを、十分に検討することをおすすめします。

少しでも気になる点がありましたら、不動産のプロとして、しっかりご説明いたしますので、是非お気軽にお問合せくださいませ。

TEL: 0120-957-147