先週19日、国交省から最新の基準地価を発表した。注目すべきは東京・大阪・名古屋の三大都市圏で地価が
5年ぶりに上昇したという点だ。低金利やローン現在などの施策が需要を下支えしたことと、 景況感の改善による需要拡大が大きな要因だと分析されている。
住宅地では、特に東京の都心部・横浜市・川崎市では特に、
上昇地点の割合が大幅に増加しているという。
また、これまで長期にわたり下落傾向が続いていた
商業地の下落率も改善されており、東京都心部・横浜市・川崎市、大阪市の中心部、名古屋市及び西三河地域など、三大都市圏を中心に地価が上昇している。
その背景には、堅調な住宅需要を背景として、
商業地をマンション用地として利用する動きがあるようだ。
一方で、
地方圏では住宅地・商業地とも、実に約9割の地点で地価が下落しており、都市圏と地方圏の地価にさらに差が出ている。要は都心部の不動産にますます注目が集まっているという事だ。
「地下の上昇が見られた個別地点」に着目すると、 上昇率が高いベスト3は以下の3エリアだ。
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第1位:13.4%上昇
神奈川県川崎市/武蔵小杉駅 【要因:武蔵小杉駅周辺の再開発】
第2位:12.0%上昇
神奈川県横浜市/元町・中華街駅
【地下鉄副都心線、東急東横線相互乗り入れ開始】
第3位:11.6%上昇
千葉県木更津市/袖ヶ浦駅【要因:アウトレットパークのオープン】
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